2つの職種、介護士と看護助手の仕事の共通点

介護士と看護助手は、業務内容に共通点が多いと言われています。介護士と看護助手の共通点の一つは、医師や看護師のように医療行為を行わないという点です。介護士の仕事は治療するのではなく、食事や入浴などの生活を支援することが目的です。一方看護助手は、患者の身の回りのお世話や看護師のサポートなどが業務内容となります。

介護士と看護助手はどちらの仕事も、食事の配膳や下膳、入浴介助、排泄介助といった身の回りのお世話をすることが多い傾向にあります。介護士がいない場合、看護助手が介護の業務を行うことがほとんどです。

このように業務内容に共通点があるため、看護助手として働くときは介護の経験や介護資格を持っていることが有利に働きます。看護助手の仕事の質を上げたいなら、介護士資格の勉強をするのも良いでしょう。

介護士と看護助手は、資格なしで働けるという点も似ています。介護関連の資格は多いですが、介護業界は慢性的に人材不足を抱えているため、無資格でも雇用のチャンスはたくさんあります。また看護助手は看護師のように国家資格を取得する必要はなく、資格なしで働くことが可能です。

介護士と看護助手は、勤務形態が似ているのも共通点と言えます。職場によっては夜勤や土日出勤があり、シフト制で働くことが多い職種です。日勤と夜勤の2交代制や日勤、準夜勤、深夜勤の3交代制をとっている職場も少なくありません。仕事の時間が不規則になりがちなので、どちらの仕事も体力に自信がある方に向いていると言えます。